改築でござる COMPETITION 2019



広島県にある縮景園の公衆トイレの建て替え案。

裏方と思われるトイレを国の名勝の評判を左右する中核施設と捉え

縮景園を吹き抜ける一陣の風が脳裏に映る場として提案するコンペディション。



ただ用を足すだけでなく

落ち着いて自分と向き合える、名勝の音や風、四季や小さな変化を感じられるようなトイレを提案。

日本庭園の美しい景観でもある緑の中に物質的な石が違和感なく存在するように

トイレという物質的な構築物が利用者や園内にとって自然に建ち振る舞い景観形成の方針に従うことで

施設の裏方のトイレではなく縮景園の一部としてのトイレを目指した。